こんにちは、つっしーです。
最近、資産運用という言葉をよく耳にします。
株式投資、NISA、iDecoなど、皆さんはどうしてますか?
私は仕事でカンボジアに駐在していることもあり、現地の銀行で定期預金を組んでいます。
今日はそのメリット、デメリットをご紹介します。
カンボジアはどこ?
カンボジアというと「世界遺産 アンコールワット」か「ポルポト政権」「地雷」などマイナスイメージか、のどちらかを思い浮かべる人も多いかもしれません。
一方で、コロナを経ても東南アジアの中でも有数の高い経済成長率であり、国民の平均年齢も20代後半と活気ある国です。
地図上ではタイとベトナム、ラオスに隣接しており、首都はプノンペン、人口は1677万人ほどです。
日系企業も多く進出しており、都市部ではイオンや日系飲食チェーンもたくさんあります。
高い経済成長率を誇る国はたくさんある中でなぜカンボジアなのか? 次の章でご説明します。
カンボジアの銀行事情、定期預金の概要
我々のよく知る日本銀行にあたる「カンボジア中央銀行(通称NBC)」があり、NBCから許可を受けた金融機関が50行以上存在します。
内訳のイメージとしては…
- 商業銀行
- 特別銀行
- マイクロファイナンス機関
のように分かれています。
マイクロファイナンス機関のほうが金利が高い傾向にありますが、初めて口座開設される方は商業銀行が良さそうです。
定期預金が魅力的な5つの理由
実際に感じるおすすめ理由を5つ選ぶと以下になります。
- 米ドルでの預金が可能
カンボジアは現地通貨リエル(៛)に加え 米ドルが広く流通しており、ドル建ての定期預金が可能です。街中の決済でも米ドルで支払うことができるほどです。
💡クレジットカードを合わせて発行すれば、旅行中に米ドル決済することも可能。 - 高水準な金利
日本と比較して高水準であることが一般的です。2024年の商業銀行の定期預金の金利はおおよそ4~7%前後になります(期間1年の場合)。 - 比較的安定した経済
近年安定した経済成長を遂げており、リスクがゼロとは言えませんが 政治情勢も比較的安定しています。 - 非居住者でもオンラインで口座開設が可能
原則として非居住者でも口座開設が可能です。オンラインで日本にいながら口座開設が完了できる銀行もあります。ちなみに預金口座の利息は課税対象となり、非居住者の場合14%が適用される点には注意が必要です。 - 海外送金が無制限
現状のところ明確な規制がないため、手数料はかかるものの実質無制限で海外への送金することが可能です。
主要な銀行 | 定期預金の利子利率(期間: 12か月 USD) |
ABA銀行 | 3.50% |
J Trust Royal銀行 | 3.75% |
ACLEDA銀行 | 3.90% |
Sathapana銀行 | 5.25% |
KB Prasac銀行 | 6.00% |
利子が特に高く見える KB Prasac銀行は、昨年に商業銀行がマイクロファイナンス機関を買収する形でできた銀行です。マイクロファイナンス機関の金利を引き継いでいるため高い傾向にあります。
デメリット
もちろん良い点がある一方で、一部デメリットも存在します。
- 為替リスク
ドル建て預金の場合、円とドルの交換レートの変動によって 元本が減ってしまうリスクがあります。 - 預金保障は無し
日本の銀行であれば預金保証(元本1,000万円まで払戻保証)制度が設定されていますが、カンボジアの銀行にはありません。 - 一部の銀行では口座開設に現地渡航が必要
全ての銀行がオンライン口座開設に対応しているわけではありません。現地渡航する場合には、旅行のついで. と思って口座開設して帰ると良いかもしれません。 - 口座の凍結リスク
一定期間、口座に入出金がない場合に資産が凍結される可能性があります。これは年に数回送金を実施することで解決できそうです。
カンボジアは日本から距離があることもあり不安に感じる人もいらっしゃるかもしれません。デメリットも理解したうえで、資産運用の一つの手段として考えてみてはいかがでしょうか?
実際の使用感
上記に挙げた銀行は、それぞれ独自の銀行アプリを提供しています。
使用感は日本のネットバンクのアプリに似ているところがありますが、住んでいるとむしろカンボジアの銀行アプリのほうが使いやすく感じます。
その一例としては…
- お店での支払いや他行への送金がQRコードで完結(無料)
- アプリから即時に定期預金口座が作れる
などです。セキュリティのレベルも年々向上しています。
まとめ
この記事では、カンボジアの銀行定期預金についてメリット、デメリットをご紹介しました。
1万ドルの預け入れで、年間500ドルの利息が付く. と聞くと個人的には結構うれしく感じます。
資産運用のリスク分散の一環としても、米ドルで金利高く預金ができるカンボジアは選択肢の一つになるかもしれません。
もし詳細をより知りたい方は こちら <info*nou-nou.com> にお気軽にご連絡ください。
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